グループ会社全体を見渡せる勤怠管理 
柔軟な働き方でウェルビーイング を目指す 

MUTOHホールディングス

MUTOHホールディングス株式会社

地域:関東
業種:グループ会社の経営・資産管理
従業員規模:40グループ全体600名(2023年8月現在)
導入サービス : manage 勤怠

導入前の課題
  1. オンプレミス利用でサーバー管理や設定変更に手間とコストがかかる
  2. グループ3社を管理するため会社ごとにログインをし直す必要がある
  3. 上司の方で部下の有休の取得、残業実績が閲覧・集計できない
導入後の効果
  1. クラウドシステムでメンテナンスフリー 
  2. 1度のログインで3社まとめて勤怠管理
  3. 残業や有休を上司で確認でき、意識改革を実現

MUTOHグループMUTOHホールディングス、武藤工業、ムトーエンタープライズの3社からなります。事業中核会社である武藤工業大型の産業用インクジェットプリンタや3Dプリンタを中心に、プリンタを世界に販売しているグロバル企業です。国内に大きな事業所を2拠点、その他の営業所を6拠点あり、MUTOHホールディングスの人事総務部は全拠点の勤怠集計、給与計算をしています。manageの導入のきっかけやグループでの導入効果について、人事総務部 人事グループ グループ長の芹澤様、人事総務部 人事グループ 参事の福里様にお話を伺いました。 

人事システムをオンプレミスからクラウドへ

導入の経緯を教えてください。

福里様導入する2年位前に展示会に行って情報収集をしていましたが、製品によって細かい設定が異なるので色々と見比べてどこの製品がいいのかなと社内で検討していました。 
実は、弊社の人事総務部長が前職でmanageを使っていて、推薦があったのがmanage 勤怠に決めた理由として大きいかもしれません。 

芹澤様さまざまな企業の製品を検討している中で、使いやすさや原価管理、汎用性の面で優れた製品を探していました。manage 勤怠はデザインや操作性が素晴らしく、価格も適切であるため、導入を決定しました。

manageに移行する前のシステムでは、どのような課題があったのでしょうか 

福里様オンプレミスの製品だったので、とにかくサーバの管理人事としては情報システムの力も借りながら大変でした。実は、10年前まで紙で勤怠管理をしていました。Excelの勤務表に出勤退勤時間記入して、残業は紙の申請書に必要事項を書いて上長のハンコをもらう必要がありました。紙の時は給与計算も時間がかかり、もの凄く大変でしたね。その後、ンプレミスの勤怠管理システムを導入してシステム化は進められたのですが、法令対応であったり、少し設定を変えるだけでも費用がかかってしまったり、サーバーのOS対応などという別の課題がでてきました。そこで、一層、クラウドシステムの方がいいじゃないかと移行を検討しました。  

芹澤様最初に人事システム、その次にmanage導入し、その後、給与システムのクラウドサービスを導入しました。これらの3つのシステムを統合することで、より正確で迅速な人事管理が実現できることを期待しています。 

移行にあたって大変だった事はありますか。

福里様:manageへの移行は、オンプレミスからクラウドシステムへの切り替えした。すでに一度システム化していたこともあり、切り替え作業さえ終わってしまえば慣れるのは早かったです。以前の勤怠管理システムにはワークフローしかなく、勤務日報という考え方がなかったので考え方や使い方の違い従業員に説明して理解してもらいましたそれほど大きな混乱は無く、社員も慣れたと思います。

グループ会社全体を見渡せるストレスフリーな勤怠管理

グループ会社3社で利用されているそうですね

福里様:弊社は、2007年にホールディングス化をしていて、MUTOHホールディングスが全グループ会社の人事・総務・法務・経理を担っています。manage 勤怠は、MUTOHホールディングス、武藤工業、ムトーエンタープライズの3社をまとめて運用しています。前の勤怠管理システムでは、会社単位に分かれた管理をしなければならず、別の会社を見る時にはログインし直す必要がありました。manage 勤怠では、1つの管理組織として3社を運用できるため、全体を見渡しやすくなったのは嬉しいです。

福里様:3社を並列にした組織構造として登録しており、ログインし直す必要がなく便利です。例えば、武藤工業の社員の有休取得状況を見た後すぐに、ムトーエンタープライズの社員の状況を見られるといった、以前のシステムではできなかった使い方をできるようになりました。

その他の業務改善についてはいかがでしょうか ?

福里様:残業や休暇の状況現場でしっかり管理できるようになりました。前のシステムでは、各自の勤務状況が1人ずつしか見られレポート機能が弱かったのですが、manage 勤怠の導入で上司が部下の状況を一覧で見られるようになり、また社員自身も自分の残業や休暇状況をチェックできるようになりました。 

芹澤様人事部門は、有給休暇の取得率や前月前年残業時間の比較などの情報をまとめ部署に共有する役割を担っています以前は残業時間多かった時期もありましたが従業員の意識変わり定時に帰宅する人が増えているように思います。ただ一部の業務では、繁忙期に残業が増えてしまい部署全体として計画された残業時間との調整が難しいと感じることがあります。

テレワークは進めていますか ?

福里様:コロナ禍をきっかけに在宅勤務や時差出勤を導入しました当時強制的にやらざるを得なかったのですが、やった事によって社内全体の価値観が大きく変わったと思います。柔軟な働き方に前向きになりましたね。時差出勤については、開始時間は6:30~10:30まで結構な幅を持たせて運用しています。各部署の上司がmanage 勤怠で勤務予定を随時変更できるので部署内で問題なく管理できています。

定型業務をなくしてコアな業務に専念

システム化による定型業務の軽減を進められていますが今後についてはいかがでしょうか 

福里様:人事関連については、評価制度採用、タレントマネジメントなどが残っています。この辺りができると大体網羅できるかなと思っています。特に評価制度Excelでやっていて結構な工数がかかっています。また、上司が変わると過去の情報を引き継がないといけないですが、Excelに全ての情報がのっているわけではないので課題感があります。 

芹澤様:現在システム化を進めていますが一通り終えた後に、そのシステムを最大限に活用する方法について考慮する必要があります。具体的には、人事システムを活用して、従業員のスキル、研修履歴、アンケート調査などを分析し、得られたデータを基に適切な教育プログラムを設計するなど、人事のコア業務に取り組まないといけないと考えています 

人事部門として大事にしたいのは「Well-Being

芹澤様:最も大事にしているのは、ホールディングスの人事部門として、様々な業務改善を進めながら、従業員満足感を得ながらき、適な給与を受け取り、充実した休暇を家族や友人と過ごすことで、より豊かな生活を実現することだと思います。

福里様:経営層が考えるミッションメッセージもありますが、社内への浸透はこれからという部分もあります。社員が幸せ(Well-Beingな状態であることはパフォーマンス向上すると科学的に言われており、組織活性化につながると思いますHR重点課題を推し進めるために、管理部門が経営と一体となって取り組まければと考えています。大変な事もあるけれどみんな頑張っているからと、そういうマインドで仕事ができる環境を作っていきたいです。 

今後、manageに期待する事を教えてください

福里様:勤怠管理については、勤怠データグラフィカルなダッシュボードで見れる、他部門との比較も容易にできていいなと思っています。これについては、機能改善を期待しています。それから、工場での工数管理今後やっていきたいですね。経費精算も、今はグループ会社が作ったオンプレミスのシステムを使用しているのでクラウド化を検討しています。また、予実管理は全Excel管理しており、課長クラスが売上・経費・労務費・在庫データなどをシートに転記して登録する大変な作業です。現在のルールを変えることは現場からのハレーションや、システム導入のエネルギーいりますが、全社員がコア業務に専念できるためにも自動化は進めないといけないと考えていますので是非ご紹介いただきたい思っています

MUTOHホールディングス

mutohホールディングス株式会社
創業:1942年