公開日:2020/08/12
最終更新日:2024/06/12

2つのNEW 予実アプリとmanage AC -新たな製品成長の行方- #TeamCOEL #TALKevent 02

※株式会社ITCS は、2024年4月27日付で、株式会社COEL(コエル)へ社名変更いたしました。
※ManageOZO3は、2024年6月12日に「manage(マネージ)」に名称変更しました。

長引くコロナ禍で先を予測しにくい状況の中、今年は新しい製品サービス提供が始まります。2つ目のテーマでは、その紹介も含め今後どのような製品サービスで価値創造をめざすのかをぐっと深堀してみましょう。

セッションもテーマ2に移り、皆さん大分リラックスして会話が盛り上がってきました。
左から杉浦さん(製品開発)、WEB参加の松帆さん(営業)、伏下さん(サービス)

 

 ー2つ目のテーマでは、最初に、新しい製品について伺いたいと思います。manageは、勤怠、経費精算、稟議申請など、従業員のフロント業務をバックオフィスにシームレスにつなげる統合サービスですが、いよいよ新しいアプリケーションが仲間入りしますね。

杉浦:「manage 予実」という管理会計アプリケーションをリリースします。

松帆:これは、すごく意味があって価値が大きいアプリです。

杉浦:部門別採算や予算対比など、管理会計を取り入れている企業はたくさんあると思いますが、Excelで表を作って管理しているケースがかなり多いのかと思っています。

伏下:うちの会社もそうでしたからね。

杉浦:課題となってくるのは予算を管理する部門の業務負担で、各部門からデータを集めてそれを集計する作業はものすごく時間がかかるし、しかもミスがあってはいけないので神経を使わなければならない。今回リリースする予実管理アプリは、元々使っていたExcelも活用しながらスピーディに集計ができて、システム化によってミスもなくなるので、管理部門の課題解決に大きく貢献できると思っています。

松帆:manageには、勤怠の工数入力とか経費のプロジェクト入力オプションとか、いわゆる実績を集めるという機能はあったんですが、そういう管理をしていくお客様で予算をたてない企業ってないと思うんですよね。だから、ニーズとしては必ずあって、商談の中で予実管理できないかと言われる事も少なくなかったです。そこに対して、自社プロダクトとして課題解決ができるのはすごく大きいですね。

 

ー予実の対象となるのは財務データだけではなく、多様な経営指標をこのアプリの中で一元管理できるという事でしょうか。

杉浦:そうですね。作業工数やKPI、うちでいうとクラウドの契約数なんかも実績に含めて管理できるしくみになっています。それから、部門別やプロジェクト別といった見方はもちろんですが、分析軸を複数持つことができるので、多面的な数値分析も実現できます。

伏下:BIツールのように画面上で分析軸を変えながらグラフ表示ができるようになっていますね。経営ダッシュボードとしてすごく喜ばれるんじゃないかと期待しています。

松帆:プロダクトになる前に営業から話していたリクエストは、単にプロジェクト別の予実管理をしたいとか小さい次元で簡易的なものだったんですが、期待以上の機能を実装しているので、これから幅広い提案ができます。すごくありがたいなと思っています。

杉浦:管理会計は経営の意思決定に使われるものなので、予実管理アプリの利用者は管理部門や経営層と思われがちなのですが、UIはユーザーフレンドリーなものになっているので、現場の従業員の方も今の状況把握やこれからの予測ができる、使えるツールとして提供していきたいと思っています。

伏下:社内で経営数値を視える化するためのスタンダードツールに成長させたいですね。

 

ー待ち望まれた製品のリリース、しかも期待が大きいという事でとても楽しみです。さて、今年はもうひとつ新しいサービスが立ち上がります。

杉浦:manage ACという名前の製品になるんですが、OBC(株式会社オービックビジネスコンサルタント)さんの奉行シリーズ専用のERPフロントを提供します。ERPフロントというのはERPとフロントという言葉を合わせた造語なんですが、ERP(基幹)システムに連携する経費精算などの会計(ACCOUNT)周りのフロントサービスのことで、ERPである奉行シリーズと、ERPフロントであるmanage ACを組み合わせることで、お客様により効率的に会計サービスを提供していきます。

松帆:この製品は、OBCさんの奉行シリーズのVユーザーを対象に奉行の付加価値をあげるサービスとなっています。対象となるお客様の分母が多い事もあって、機能要望も色々あがってくる事が予想されますから、それらを製品にフィードバックしてどんどんブラッシュアップし洗練された製品に仕上がってくるんじゃないでしょうか。

杉浦:そうですね。例えばAI OCRとか、manageには今ない機能もつけていこうと考えています。

伏下:manageとmanage ACの搭載機能を差別化するって事?

杉浦:いいえ、manage ACに先行してつきますが、今後manageにも同じように搭載していきます。manage ACはOBCさんとの協業スキームの中で提供する一つの会計パックの立ち位置、manageはこれまで通り必要なアプリを組み合わせてご利用いただくという製品ラインナップです。

 

ーmanage AC、予実アプリと8月に新しい製品が2つも同時期にリリースとなり、リリースラッシュですね。

伏下:製品が増える、お客様も増える。今年は間違いなく変化の年になりそうですね。

松帆:かなり嵐のようになるでしょう。manage 予実もmanage ACも、うちならではの製品で、予実でいうと、そもそも勤怠と工数をひとつの製品でエントリー管理できるシステムってかなりぎゅっと絞られて、それにプラス予実もできるとなると更に絞られます。manage ACも奉行の専用フロントとなると他にないですし、この差別化は競合を寄せ付けないと思っています。お客様にはすごくいい提案ができるので営業としては楽しみです。かなり、わくわくですね。

伏下:うちのグループは、どきどきわくわくですね。対応する案件数が増えて、それをやり切っていかないといけないですから。

杉浦:この2つのリリースによって会社がこれまでと違うステージに行く気がしているので、わくわくはしているのですが、守らなければいけないものもあるので、製品としては営業が売ってくれたものをしっかりバトンを受けてやっていかないとなと思って気を引き締めています。

 

―さて、新製品も大事ですが今の主力製品やもう少し未来の方向性も気になるところです。今のmanage製品でいえば、コロナ禍の5月に実施した顧客サーベイでは、まずまずの評価を頂きました。

松帆:そうですね、既存のユーザー様を対象にしたアンケートで、51.6%のお客様がコロナ禍においてmanageが役に立ったと回答してくださいました。そもそも、営業は販売後はお客様への接点が少なくなってしまうので、こういうフィードバックがもらえたのはすごく有難かったです。51.6%が役に立ったと思ってくださったのも、良い結果かなと思います。

杉浦:manageでは色々な打刻方法をとれるのですが、普段はピットタッチとかの打刻機を使っているお客様が、ポータル打刻に切り替えて在宅でも打刻ができたりとか、勤務日報に在宅や出勤のフラグをつけたりとか、運用を変えてご利用頂けているので、この辺りの機能は役に立ったんじゃないかと思っています。

伏下:確かに、お客様からポータル打刻でやりたいという声は結構出ましたね。客観的な出退勤のデータを取りたいとなると、在宅だとカード打刻ができないので打刻形式はポータル打刻になりますから。ひとつ要望があったのが、PCのポータル打刻で位置情報をとりたいというものですね。在宅しているんだろうけど、管理情報として把握したいという声を頂きました。ここはできれば改善して欲しいですね。

杉浦:なるほど、色々気づかされることがありますね。今のmanageでは予め年間4回のリリース計画をたてていて、ここには法令対応や機能改善が含まれていて、そこは崩したくないなというのはあるんですが、都度入ってくるニーズもしっかり組み込みたいと思っています。あたりまえですが、市場のニーズは絶対大事なので、そこはバランスとりながらやっていきます。

 

―今、サービス提供をしているmanageシリーズは、お客様から一定の評価は得られていますが、ブラッシュアップを重ねて10年を経過しています。次世代の新しい製品という観点ではどのように考えられているのでしょうか。

松帆:長期的な目線でいうとmanageをどこかのタイミングで刷新する必要はあるかなと思います。manageの中にも弱点はあるので。ただ、中期的な目線でいうと、まだしばらくmanageでお客様の要望に十分応えていけると思っています。今年、新しい製品が2つ出る事もありますし、機能もどんどん進化させられるので。

伏下:そうですね、中期の目線で行くとまだやれると思いますね。管理部門の方は、慣れ親しんだツールのオペレーションや全社運用をがらっと変える事は望まれないと思いますし。ただ、どうしても今のmanageの仕組みではやり切れない所もあって、もっと別の仕組みをつくらないと対応ができないとのではないかと思う所もあります。これはどこかで転換期がきてやらないといけないと思います。

杉浦:開発サイドとしては、システムとしての基盤の変更みたいな所は、manageとしても将来的にやっていかないといけないと思っています。ただ、それをメジャーバージョンアップという形で目に見えるように変えていくかは別の話で、どちらかというと内部は変わっていっても継続したサービスとしてブラッシュアップし続けるような形で提供したいと思っています。見た目はかわっていくかもしれないですが、同じものを使い続けてもらってそこに付加価値をのせられたらなと思います。
それから、全く別の視点になるのですが、今の製品とは離れて新しいものを作っていくみたいな発想も持っていなければいけないと思っています。これはmanageシリーズの開発というより、もう少し俯瞰した視点ですね。例えば、うちは愛知県が本社でトヨタさんとか近くにありますし、MaaSだとかスマートシティに何かしら関わっていくようなプロダクトをつくっていくといった、全然違う視点での製品についても考え始めたいと思っています。

Session report
このテーマは、みなさんがそれぞれ違う立場での強い思いがあり、大いに会話が盛り上がりました。最後は、来るべき変化に向かって、コミュニケーションを強化しつつ、市場の要求にスピーディーにこたえていけるようタッグを組んで頑張ろうという事で意見が一致したようです。今年の後半は、まさに勝負の年。全員が一丸となって向かう方向性を確認できたのではないでしょうか。変化をチャンスに!思いをひとつに願えば叶う!年末が楽しみになりました。(ファシリテーター/M.YANAGAWA)

次のテーマはフィロソフィをバックボーンにしたCOELの未来です。このテーマでは、COELの根っこはここにあった!がわかるセッションになっています。社長を交えて忌憚ない会話が展開されます。是非ご覧ください。


Back number

  テーマ1:コロナ禍で社会がどう変わったか、働き方はどう変わっていくか
    緊急事態宣言で消えていく商談、それからオンライン化はどんどん進んでいった

  テーマ2:2つのNEW 予実アプリとmanage AC -新たな製品成長の行方-
    リリースラッシュ、COELにとって今年は間違いなく変化の年になる

  テーマ3:フィロソフィをバックボーンにしたCOELの未来(社長を交えて)
    COELの社員、製品、サービスに共感してもらえるような会社へ

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ManageOZO3編集部

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